ギャンブル依存症は完治するの?
始まっていきなり記事が終わってしまいました。
失礼しました;;
ども、mihoko です。こんにちは。
よく、「依存症は完治しない」と言います。
それはなぜか?
依存症克服に取り組んでいくあなたへ、まずは大前提をお話しします。
残念ですが
依存症の治療はできない
→完治しない事を覚悟する
という事がまず大事なんです。
それはなぜか?一緒に確認していきましょうね。
目次
ギャンブルでおこる脳の変化
依存行為が強化される仕組み
依存行為で快楽を得ると、脳内で快楽ホルモンが多量に放出されます。
そのため、興奮や快楽が脳に記憶され、依存行為を繰り返すといわれます。
そうよbuchakoさん!
「あなたはパチ・スロが好きでやっている」と思っているかもしれないけど、
『その行為をすると、快楽ホルモンが出るよ』と脳が記憶しているから、
その行為を繰り返ししている「依存状態なだけ」なのよ。
冷静に考えてみてください。
- 何時間も同じ席に座り
- 目の前のチカチカした遊技台の画面をずっとみる
これって、楽しいですか?
例えばテレビで考えてみましょう。
番組の内容は時間がたつにつれ、かわっていきます。
2、3時間は飽きずに見れるかもしれません。
でも。
8時間たまにお茶をのむ位で、ずっとテレビを見続けます。
これって、楽しいですか?
途中で寝てしまうか、疲れて、別の事をしたくなると思います。
でも。
私は、パチ・スロをしているとき、8時間ぶっ続けで座り続ける事は日常茶飯事でした。
パチ・スロの演出が好きなわけじゃない。
時折得られる「あたり」というご褒美が、快楽ホルモンを分泌させるのです。
その、快楽・興奮が続く限り、依存行為をやめれないのです。
逆にいえば。
のです。
ギャンブルはやめられないのか?
それでは脳が快楽を覚えてしまった。
この状態で、ギャンブルをやめる事はできないのでしょうか?
人間の3大欲求
ギャンブルで勝っている時の興奮状態は脳が二度と忘れません。
脳が記憶してしまうからです。
その快楽の質は人間の生理的3大欲求、
「食欲、性欲、睡眠欲」と同レベルだと言われます。
じゃあ。
『快楽』って人間の生命活動に絶対必要?
ですよね~buchakoさん。
まあ。その気持ちはいったん抑えて。
生命活動以外におこる、他の欲求や快楽って
代替えがきくって知っていますか?
そうなんです。
代替えがきく快楽は別の快楽に置き換えたり
意思と習慣で快楽を遠ざけることができます。
したがって。
依存症という病気は完治しなくても、
やめ続ける事はできるのです!
ギャンブル依存症は病気
依存症は風邪や生活習慣病に似ています。
体を作るため免疫を鍛えればある程度防ぐ事ができます。
たとえ病気になってしまったとしても悪化させずに済みます。
一度なってしまった依存症との付き合い方は、
と気を付ける事で予防し、
という辛さの自覚を経て、
「ヤメル」という決意からスタートする事が大切です。
そうすると。
はじめは強力な意思が必要だった事も、いずれ少しの意思でやめられるようになり、
やめている事が習慣になるところまでくると、
「ギャンブルをしていないと気持ちいい」という状態を継続する事ができます。
ギャンブル依存症を克服する
そうですね。
それに関しては私の実体験からお話していきましょう。
依存症は完治しない
これは禁10年を越えた自分自身が、身を持って実感していることです。
油断するとふとよぎるギャンブルへの誘惑・・・。
これから先、何年禁をしていようがこの誘惑&快楽の感覚は忘れられないと思います。
だからこそ。
『自分自身を制御して踏みとどまる手段』を身に着ける必要があるのです。
二次被害
よく間違ってしまうのは。
依存症にともなう2次被害(借金、社会的信用の失墜、人間関係の崩壊など)
これらのトラブルを解消する事で依存症が治ったと勘違いするパターンです。
トラブルを克服した為、
と勘違いして、軽々と同じ過ちを繰り返すんです。
もう一度いいますね。
依存症は完治しない。でも、依存症は克服することができる。
目の前のトラブルが無くなったからといって、依存症は完治していません。
覚えておいて下さい。
依存症を克服するとは
依存症になった根本的な問題を自覚し、その問題を解消する事で、ギャンブルをやめつづけている状態を習慣化する事。
なのです。
それでは。
依存症を克服する、大切な2つの方法
ご紹介しちゃいますね!
認知行動療法
まず1つめは広く知られている方法からご紹介です。
認知行動療法とは
認知というのは、ものの受け取り方や考え方という意味。
- 認知療法:人間の「認知」について、問題を解決していく療法。苦痛を感じていると思考がゆがみやすいため、思考を正す
- 行動療法:人間の「行動」について、問題を解決していく療法。活動記録を作成し、行動の課題をはっきり認識して正す
認知療法と行動療法を組み合わせたものが、認知行動療法といいます。
ごめん buchakoさん 失礼しました。
わかりやすくいうと、
- 出来事→状況を確認
- 歪んだ考え方を正す→意識を確認
- 行動する→結果を確認
どんな出来事があって、どんな考え方をしたか。結果、どんな行動をしたか
これらを洗い出し、正しい考え方と行動に訂正して行くのです。
例えば
このようなワークを繰り返して、認知の歪みを正します。
やめる行動の習慣化
2つ目は『習慣化』についてです。
認知の歪みを正すことで、ギャンブルをやめ続けることを習慣にすることができます。
人の生活は40%以上が習慣により行動しています。
という事を目指します。
習慣化において大事な点は3つ
- 本当にギャンブルをやめたいかはっきりさせる
- 何のためにやめたいかをはっきりさせる
- プロセスをふんで習慣にしていく
習慣化とは。
ギャンブルをやらない、という、結果で終わるのではなく、
『ギャンブルをやっていない』という状態を維持し続けていく事を目指すことなのです。
まとめ:ここから回復への道に入ります
いかがでしたか?
依存症を克服するための大切な考え方、お分かりいただけましたでしょうか。
はじめに 依存症克服に向けて3つの大切な事 でお話しした
- 余分なお金を持たない
- ヒマな時間をつくらない
- 誘惑に負けない
依存症を克服するために守ってほしい3つのお約束も、
今一度思い出して下さいね。
それでは。
いよいよ、依存症克服にむけて、行動を開始します!
おっと、
ちょっと待ってください。
依存症が回復していくプロセス1、自分が依存症だと自覚する。
まずは、本気でパチスロをやめたいあなたへ!依存症診断20項目をやってみよう でチェックをして、あなたは依存症か確認してみてくださいね。
んじゃまたね