依存症プロセス7:完全崩壊 『残高0円です』
どうも。
終わりが近い、mihoko です。こんにちは。
この段階になると、自虐も痛々しいですね(失笑)
ついに。
こんな借金生活も終わりがやってきます。
知る人ぞ知る、2010年6月18日に施行された
あの、総量規制です!
人間。
終わるときは終わるんです。
でも、いっぺん死んだ気になれば、なんでもできます。
では、私が死んだ気になれたのはなぜか?
お話ししていきますね。
THE、総量規制
当時。
私の年収は約300万。
となると借入は100万円まで・・・・
でも、ちょっとまって。
- 銀行でおまとめした100万円
- 兄からの100万円の借金
上記は、対象外。
- 残るのは20万円
・・・のはずでした。
でも。
グズのbuchakoは、その後。
さらに、
- 消費者金融からの借り入れ
- 兄に借金してキレイにしたカードでまた借りる
・・・を繰り替えしていたのです。
結果。
この2010年時点で、
2枚のカードは3回目の限度額到達となっていました。
この『総量規制』という制度が自分に及ぶ影響なんて考えもせず、
必至で借り換えを繰り替えしていました。
給料は手に入ったら即日借金返済に消える日々。
そしてある日それは強引にストップせざるを得なくなります。
ATM:「残高0円です」
終った…………!!!
借金中の精神状態
何度確認しても。画面や、音声ガイダンスで聞いても、昨日まであった枠が一切なくなっている。
ショッピング枠は残っていても、キャッシングは一切その日から利用できなくなりました。
今度はハエが飛ぶどころか、頭が真っ白になりました。
血の毛が引くとはこの事です。
私の心の中はつねにこんな感じでした。
借金があるという状態は。
精神的負担が大きく、相当の心労をともないます。
本格的に仕事が手につかなくなり、会社も休みがちになります。
- 3年目に重ねた借金は70万。
- 生活費を入れると80万。
初めて借金をしてから3年。
どんどん借金は増え続け、
1年目の3倍の300万円に膨れ上がっていました。
ギャンブル依存症の一番の問題点とは?
ギャンブル依存症の場合、借金は雪だるま式で増えます。
ないはずのお金を借金で補填し、またギャンブルに使ってしまう。
そう、ここがギャンブル依存症の一番の問題点。
借金をしだしたらとまらずに借金が増え続ける
1年目100万円、
2年目120万円、
3年目80万円
合計300万円の借金!!
(←いばるな!!)
解説します。
- 1回目の100万円
もともと、3枚のカードで借り換えを繰り返した、細かな借金でした。
これをおまとめローンで100万円に1本化しました。
- 2回目の120万円
借金を1本化したことで、またカードが使えるようになり、
今度は3枚のカード合計で120万円の借金。
これは100万円を兄に借り、20万円を消費者金融に借りて、返済をしました
- 3回目の80万円
また使えるようになったカードで、2枚が限度額到達。
合計80万円の借金。
ここで初めて
残高0円です
となった訳です。
buchako の例でおわかりの通り。
借金を長期間返済したり、また、誰かに肩代わりをされると、
と安心して、またギャンブルを再開してしまうのです。
これがギャンブル依存症の恐ろしいところです。
さらには借りたお金を軍資金として
と、思うため、結果お金がなくなり、多重債務を繰り返すことになるのです。
借金で苦しんで借金で助かる
頭の中は、金策でグルグル。
と、そこに。
『るるるるるる』
例のチワワの消費者金融より電話あり。
さらに血の気が引きました(←血の気ひきまくり;;)
息を整えながら電話にでると。
「6月18日から貸金業法が変わる事にともない・・・」
「利率15%で増額枠を200万円までアップできます。使うかどうかは別にして枠を広げると利率が18%から15%に下げられます」
繰り上げ返済しろと言われなかっただけでほっとしました。
けど。
『まあ、この借金状況で枠広げるも何もないでしょ・・・
借りすぎてるんだから、借りれる訳がないし……』
と思ってとりあえず審査してもらったら。
「審査、お通しできました」
『通った・・・審査通った??何それ???え、じゃあ借金できるの??
えええ、しかも来店不要で即日借りれるの???まじいいい!??』
半ば。
半信半疑で借りに行ってみました。
ふつうに借りれた80万円。。
(普通の額じゃない 泣)
前回も底をついたときに。
おまとめローンなんて救世主?があらわれたけど、
今回は消費者金融に助けられるなんて(泣)。。
もちろん。
金利を払ってこっちの金融屋に借り換えをするんですから、
私も搾り取られるわけですよね。
でも。
借りられないで全部周りにバレて、破産して人生終わるより、
利率高くてもお金かりて地道に返していきたい。
ここから毎月5万円(ほかの分とあわせると8万円)返済を4年以上していかなければなりません。
自分が借金を重ねた年月以上の月日を経て、
借金を返していかなければならない。
気が遠くなる年月です。
でも。
借りたお金は
自分が働いたお金で返していかなければならない。
底つき現象
- 家族から見放される
- 借金で生活が破たんする
- 仕事を失う
事の重大さに気付く段階は人それぞれですが
自分自身が『落ちるところまで落ちた』と、どん底を味わう感覚それが底つき現象です。
自分が依存症かもしれない・・・と思いつつ、ギャンブルをやめられないあなた。
いずれ、
底つきを体験します。
でも。
もし、その底が浅い底で自力で這いあがれるのであれば、こんな幸せな事はありません。
だって。
あなたが底をつく、という事は、何かしら周りの家族も悲しませるという事。
誰かがあなたの為に、一緒に苦しむことになるのです。
そんな底は浅い方がいいに決まっています。
だから、どうか、早い段階で気づいて、底から這い上がってほしいのです。
まとめ
その後のbuchako
もちろん。
実際には4行で収まるほど、単純に返済ができたわけではありません。
完済に至る期間、山あり、谷あり、出会いあり、、、、。
大変な苦労をしました。
安易にした借金の返済は血ヘド吐き、ゲロ吐きながら、
汗水流して稼いだお金でしか、返済できなかったのです。
もう絶対、ギャンブルの借金はしない。
借金の事で人にウソをつかない
もう、絶対こんなみじめな気持になりたくない!!
そしていよいよギャンブルだちの日々がスタートします。
きっと。
ギャンブル依存症の克服にはげむみなさんは、ほぼ、なんらかの底つきを経験されたはずです。
だから。
家族の方や身近な方は、借金の肩代わりをしてしまうと、
依存症者本人が真の底つきを体感する事ができないので、さらに、依存症を深めてしまうのです。
だから。
ギャンブル依存症者によりそう方は
愛をもって、依存症者を見守って借金の肩代わりはしないで下さい。
どうか、依存症克服した私からの、お願いです。
次回からは
具体的にどのように回復に向かうのか、依存症克服への道のりをお話ししていきますね。
ではまたお会いしましょう。
んじゃ、またね!