依存症プロセス

借金なんて怖くない!借金癖(クセ)が治らない3つの理由

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依存症プロセス5:依存沼にはまり崩壊し始める 『とまらぬ借金』

ギャンブル依存症のみなさーん

借金してますかー?

どうも。mihoko です。こんにちは

のっけから、不謹慎な挨拶で大変失礼致しました。

苦笑いされた方も多いと思います。

ただ。

ギャンブル依存症と借金は切っても切れない関係にある事は事実です。

mihoko

金の切れ目がギャンブル依存症とのご縁の始まり

てね!(泣)

でも。

借金なんて普通怖くて出来ないですよね?

しかし。

怖かったハズの借金が、1度お金を借りるとクセになる

というのは本当です。

それではなぜ、借金はクセになる、そんな事態になってしまうのか?

考えていきましょう。

 

借金って怖いですか?

 

借金のイメージとして。

あなたはどんなイメージを浮かべますか?

  • 激しい取り立て
  • 夜逃げ
  • 社会的抹殺

などなど。

buchako

悪い金融屋にとりたてられ、ボロアパートに押しかけられ、夜な夜な近所構わずどなられおどされまくる!

私にはそんな恐ろしいイメージしかありませんでした。

当然。

借金なんてした事もなかったし、できなかった。

しかし。

実家からお金を借りる事はできません。

仕事を辞めたうえ、ギャンブルで使っちゃってお金がないなんて、誰がどう聞いても工面してもらう理由が見つからない。

したがって、頼れるのは近くにある第三者機関だったのです。。。

 

借金をする人の特徴

 

  1. 完璧主義:支払えるお金がないのに、別から借りてでも、用立てようとします
  2. みえっぱり:現実の自分よりよく見せようとして借金をします
  3. 楽観主義:根拠のないポジティブ。計画的な返済ができません
  4. 欲求を抑えられない:欲しい物があると予算を考えて行動できません

 

ギャンブル依存症者なりに、周りに迷惑をかけてはいけないと思うのです。

しかし、これが借金を加速させます。

 

借金が借金をよぶ仕組み

借金するのは始めは怖いです。

でも1度『借金』をすると怖くなくなりました。

私が借金を怖く感じなくなった仕組みは以下の3つでした。

言葉がライトで怖くない

借金という言葉は怖いけどクレジットカードという言葉だと少しライトな感じになりませんか?

mihoko

ぜんぜん怖くない!

でも。

クレジットカードの中身は結局借金。

キャッシング、リボ、ローンも言い方や仕組みは違いますが、同じく借金です。

buchako

キャッシング、ショッピングリボ、住宅ローン…怖くない。

普段からクレジットカードを使っている人も多いのではないでしょうか?

しかも2024年は現金決済よりキャッシュレス決済の時代に突入しています。

その決済母体は「クレカ」が今や常識です。

でも、思い出してください。

これも借金です。

借金をする仕組みが整っていて怖くない

私は金融のプロではありません。

ですが様々な借金をしてみて、本当によくできた仕組みで成り立っている世界だな~と感じました。

正常な人がクレジットカードやローンを使うのは非常に有意義でしょう。

ポイントもたまるし、お得もいっぱいあると思います。

ただ私は苦しんだ結果、もうクレジットカードはこりごりです

私にはクレジットカードが上手に使いこなせませんでした。

だから、自分でコントロールできないことに手を出すべきではないと今は思っています。

では手軽に利用できる借金について私なりに以下のようにまとめてみました。

  • キャッシング…銀行や信販会社から一定額のお金を借りる方法です。簡単な審査で比較的早く現金が手に入ります。ただし金利が高めなので短期間で返済する必要があります。

 

  • リボ払い…商品を購入した際に毎月一定の金額や一定の割合で返済する方法です。未払いの残高があってもさらに利用できるのが特徴。高い買い物でも一定額や割合で返済していくので、家計を圧迫せず返済ができます。長期間で返済する人が多いのですがこれが危険…

 

  • ローン…一度に大きな金額を借り入れ月々固定の返済額を支払う融法です。住宅や自動車購入に使われます。返済期間は長く、金利は一般的に低め。ですが金利が変動する事もあり返済が苦しくなる事もあります。

どの方法も一見『返済は簡単』という仕組みに思えます。

しかし借金はお金がないからするもの。

どこかで足りない分多く稼ぐ必要があります。

ボーナスのない派遣社員だった私は結局自転車操業となり、破綻しました。

 

完済すれば限度額アップするので怖くない

当然なんですけど。

借金は返済しますよね。

クレジットカードで使った借金は返済を続けていけばいずれ完済する時が訪れます。

そうすると限度額がアップ!

mihoko

アップ!

今までよりもお金を借りられる額が増えていくのです。

buchako

なぜ??

これは信用がアップするから。

buchako

信用??

この人は借金してもしっかり返してくれる。

だからもっと貸しちゃうよ~

って事。

つまりお金を貸しても返済してもらえる『信用』ができた事により限度額がアップするのです。

ほかにも限度額がアップする理由としては

  • 収入の向上と安定企業で就業している
  • 定期的な利用
  • クレジットスコアが良好(過去に遅れたり未返済がない)
  • 利用者が一定期間同じクレジットカードを利用している

クレジットカードは使えば使うほど『返済できる人』として信用があがっていきます。

私はこの仕組みがとても怖いものと知らず、お金を借り続けてしまいました。。。

 

借金なんて怖くなくなった私の話

 

mihoko

今月のお金が足りない…

そこでキャッシングを利用しました。

キャッシングに使ったカードは3種類。

  • 買い物に使うと割引がされる、大手デパート提携のよくあるショッピングカード…2枚
  • パソコンを買う時、ローンを組むため作った大手銀行提携のカード…1枚

 

3枚ともすでに返済は終えていて、当時の私にはただのプラスチックカードでした。

いずれも長い時を経て「実績」という名のもとにショッピング枠もキャッシング枠もそこそこついていました。

buchako

助かった!

buchako

とりあえずこれで20万かりて、翌月はもう1枚のカードで借り換えをする。その間お金を稼いで徐々に返済分に上乗せして返していけばいいじゃないか♪

 

実に安易な策を講じて借金生活がスタート。

当然。

そんな「借りながら、返しながら」など簡単に行くはずがありません

その間も容赦なくギャンブルの誘惑が襲ってきます。

生活費のためだったキャッシングはいつしかパチンコ屋に行くための軍資金になり、何度も何度も借り換えしてはお金を工面してまだギャンブルを繰り返す日々。

 

ついに3枚のカードも底をつきそうになりました。

buchako

返済が追い付かないの・・・。

 

キャッシング返済をする際の注意点

 

  1. 利率からトータルいくらを、いつまでの期日で返済するか考える
  2. 1日でも早く返す・リボ払いにしない
  3. 借金を重ねない

 

借金に慣れてくると『お金を借りている』という意識が薄れます。

クレカはお財布に思えてきて、限度額はお財布に入っている貯金額の感覚。

結果、借金が長期化します。

buchako

限度額にまだ借りれる枠ある!余裕♪

限度額の中のお金はあくまで『枠』

お金を持っているわけではないのです。

作った借金は、できるだけ早く返す

そんな当たり前のことすらギャンブルを前にすると感覚がマヒしてしまうのです。

 

カード限度額いっぱいまで利用しちゃいました

 

頭から借金が離れない

せっかく就職して身も心も自由になり、新しい仲間も得たはずなのに。

うつ病から始まったギャンブル依存症は末期になっていきます。

この頃になると毎日頭の中でハエがぶんぶんとんでいるような重苦しさを感じていました。

いつも心が暗くよどんでいて、今にもここから逃げ出したくなる、消えてしまいたいような感覚の日々。

仕事をしていても頭はギャンブルと借金の事だらけ。

例えば

buchako

あと1時間で仕事が終わったら速攻パチ屋だ!あの店だと、あの台がこれから爆発するはず…。

が、以前。

そして、借金を重ねたこの頃は

buchako

このカードの限度額はたしかあと2万あったから、それをおろして20時にはパチンコ屋間に合うかな…

・・・なんて考えが平気で頭をよぎる。

そう。以前と違うのは。

パチ・スロの事に加えて、借金の事も、頭から離れなくなったこと

そんな状態だと、当然、

カード限度額いっぱいの借金を招きます

いよいよ

カード限度額まで使い切り、借金ができない状態までたどり着いたのです

 

おまとめローンは救世主?

 

buchako

もう借りれない・・・。

月に返済する金額も相当ふくれあがり、

「1か月の収入を超える返済額」になっています。

buchako

ひい‼30万も返済!!まぢでやばい…

 

そこで、必死でいろいろ調べた結果

『おまとめローン』というものに手をつけました。

おまとめローンとは

別々の業者からの借り入れを一本化できるローン。借入額が大きいと金利が下がる傾向があるので、それらを1つにまとめることで金利を低くして月々の返済額を軽くする事をねらいます。

buchako

こんな素敵なものがあったなんて!

(素敵に思える時点でもう頭おかしい・・)

 

審査は簡単にとおりました。

消費者金融ではない一般的なカードだったためか、すんなり100万円を借り換えをさせてもらえました。

そうしたら。

使っていた3枚のカードすべて、限度額がしばらくしたら上がりました。

buchako

『あれ?借金が増えてたはずなのに、限度額が多くなるってどうして?』

この頃はそんな仕組み、もうどうでもよかった。

私にギャンブルをするお金を貸してくれればそれだけでよかった

buchako

とにかく助かった!

(buchakoのドアホ!

 

借り換えを行った結果。

借りていた会社に一括完済されました。そして、私には『返済能力あり』と認められ信用実績がついたのです。

私は『良いお客様』

でもほかの会社から借り換えしただけなので、私の借金はなくなったわけではないのに、返済した気になってしまいました。

この仕組みがさらなる悲劇をうんだのです。。。

 

 

借金が癖(クセ)になる理由

 

  1. 金銭感覚がおかしくなる
  1. 後でもかえせるという安心感があだになる(おまとめローン、定額リボ払い)
  1. 借金も自分のお金という感覚になる(借金をする=ATMから自分の貯蓄を引き出す)

主に3つの理由から借金が癖(クセ)になっていきました。

そして、ついに、

借金がこわくなくなる日がやってきます

借金をする前にあった、借金へのイメージが逆転し、

この頃は

mihoko

お金を借りられて助かった!

とすら、思えてしまうのです。

  • 一時的にかりる
  • すぐかえす

 

お金がないから借りるのに、なぜ返せると思ってしまうのか?

借金が恐ろしいのはおまとめローンや定額リボ払いという、返済が簡単そうな仕組みの為です。

もちろん。

コツコツ返済していく事を前提とした仕組みですので、正常な方は完済できるありがたい仕組みです。

しかし、正常でないこの頃の私=ギャンブル依存症者にとっては

返せているような気持ちに、なるだけで返済額が減っていかないのです。

そして、

  • 完済もしていないのに、借りたお金でギャンブルをする。
  • カードは銀行のカードと同じ間隔
  • 借金の限度額は貯金と同じ間隔

 

つまり。

借金が自分の中で「なかったこと」になりカードはお財布、カードの限度額は自分の「貯金」という、とんでもない錯覚になるのです

 

まとめ

 

いかがでしたか?

借金がクセになるまでの私の過程をお話ししてみました。

このキャッシングから始まって、おまとめローンにいたるまでの過程はたったの1年

ギャンブル依存症にとって、借金がこわいのは、こんなスピード感が理由の1つでもあると思います。

昨日まで普通に暮らせていたあなたが突然、『生活費全般滞る』事態に陥る

そんな事になったら。

精神がおかしくなります

『自分の異常事態』に気づくか気づかないかが運命の分かれ道…
buchako

わかるでしょ~さすがに~

と、ギャンブル依存症のあなたは言うかもしれません。

じゃあ、なぜ『借金してまでギャンブルをやるのか、そしてやめられないのか』

 

借金をしてまで、ギャンブルをしている時点で私は異常でした。

気付くきっかけ、というものは人それぞれだと思います。

一般的に気づくきっかけで多いのは『家族が異変に気づく』のです。

そう、いよいよ『家族の介入』の段階がやってきます。

普通の状態ではないあなたは もう 隠しきれないところまで来てしまっています。

次回は、私は「ギャンブル依存症」家族への告白と依存症者への正しい対応

をご案内します。

んじゃ、またね