依存症回復プロセス2:ギャンブルから離れる(逃げる)
あなたはある日気づきました。
そして、ギャンブルからついに、離れる時がやってきます。
あなたがここまでに失ったものは
- お金
- 時間
- 人間関係
そして。
自分1人、誰からも助けてもらえないと気付いたあなたは愕然とします。
もうどうにもならない。やりたくてもできない。。
ギャンブルでお金を稼ぐなんて選択肢も選べない。。。
ぐらいの状況。
かなりせっぱつまっている状態です。
ここで最悪の場合、人生を終えてしまおうと考える人もいます。
この状態は
- 金銭的な底つき
- 精神的な底つき
いわゆる、どん底です
しかし、このどん底を体験した時、
初めて『この先の、ギャンブルのない人生』について真剣に考えるのです。
そしてついにギャンブルを憎みだします。
あんなに好きって言ってたのにねえ、buchako(笑)
この状態になると、
死ねないなら、何とかしたい!
生きていかなきゃならない!
という意識が芽生え、自分の今の状態がどういうものか(依存症とは何か)をやっと考えるようになります。
大チャンスなんです!
あ、どもこんにちは。mihokoです。
実は、どん底こそ、あなたの人生をかえるチャンス
前回「気づく」回(パチスロやめたいのにやめられない!すぐ試したい診断テスト)でお話しをしました。
そして。
気付いてすぐ行う事。
それは
ギャンブルから離れる(逃げる)
まず始めに行う事はたったこれだけです。
克服の一歩はギャンブルをしない事・ギャンブルに関する情報は一切シャットアウトする事
に集中することが重要です。
なぜ、ギャンブルから離れる(逃げる)事がそんなに重要なのか?
脳の仕組みから解説していきますね。
ギャンブル依存症回復への道「離れる(逃げる)」
なぜギャンブル依存症回復への道としてまず「離れる(逃げる)」を一番に挙げたのか?理由を解説します。
脳は現実と想像を区別できず条件反射を起こす
脳の特徴の一つとして「現実と想像を区別できない」という点があげられます。
例えば。
梅干しやレモンを想像すると勝手に唾液が口の中に広がりますよね?
(今、この言葉を読んだあなたは唾液が出ているはず 笑)
実際には食べていなくても、イメージしただけで体が反応する。
これは
記憶からその酸っぱさを想像し、脳が勝手に反応して唾液を出す。
「条件反射」という現象です。
これを踏まえ。
ギャンブル依存症の場合、どのような条件反射がおこるのでしょうか?
つまり。
実際にはパチンコ・スロットをしていないのに、
パチ・スロ関連のイメージをするだけで、
条件反射で勝っている時の『快楽』がよみがえる
そのため、パチ・スロを想像して、遊戯がしたくなる
のです。
快感を得る経験を繰り返していると、そのたびに条件反射が強化されていき、上記のような状態になります。
これは、ギャンブルをする習慣がある人にだけ作られていく条件反射で、ギャンブルをする習慣がない人に、いくら
と言ってみても
とは思わないのです。
だって条件反射がない、『ギャンブルをする習慣すらない』から。
つまりギャンブルに依存している人にとって条件反射が起こるという事はまさに、「わかっているけど、やめられない」という状態を意味します。
そのため、ギャンブル依存症を克服するためには条件反射がおこらないよう
ギャンブルに関する情報は一切、シャットアウト!
する必要があります。
ギャンブルのゲームアプリがヤバイ理由
いえいえ、buchako。
それはもう普通にギャンブルです。
ギャンブル依存症者は絶対手を出してはいけないものです。
ここでいうゲームとは『スマートフォンでできる無料のゲームアプリ』の事。
パチンコやスロットがスマホの中でゲームとして遊べる機能の事を言っています。
上記のように実際にギャンブルをするのではなく、依存症克服のため『お金を使わなければ良い』と考え、スマートフォン向けのゲームプリでパチンコ・スロットを継続する方がいます。
実は、
お金を使わなければ良い
という考えはギャンブル依存症克服にとって、根本解決にはなりえません。
なぜなら、
リアルマネーだろうがゲームだろうが、結局『ギャンブルに依存している状態』に変わりはないからです。
しかもゲームアプリがヤバイ理由は
仮想上で「条件反射」が強化される点。
つまり、ゲームでの遊びを現実と脳が認識してしまうんです。
結果、お金が手に入れば「やっちゃおう♪」と気がゆるむのは当然なのです。
脳から言わせればスマホゲームは『練習』
そして実際の実践を『本番』と考えだすようになるため、ゲームアプリはヤバイんです。
条件反射は無くならないの?
身についてしまった条件反射をなくすことはできないのか。
それは可能です
正確には。
『なくす』のではなく、
『新しい条件反射を作りあげて、やめている状態を習慣にする」
という状況を作り上げるのです。
ただし。
脳がいくら現実と想像を区別できないとはいえ、現実の刺激に勝るものはありません。
ですから、ギャンブル依存症を克服したい!と思ったら、まず始めに
ギャンブルから離れる(逃げる)
=実際にギャンブルをしない・情報もシャットアウトする
事がとても大切になります。
ギャンブル依存症克服のために、
- パチ・スロゲームアプリを代用しましょう
- ゲームセンターでパチ・スロをして、実際のお金を使わないようにしましょう
- 4円パチンコを1円パチンコにしましょう
という、依存症克服の手法があります。
お伝えしてきた通りこれらは残念ながら、あまり効果がありません。
この状況はいわゆる『やせがまん』
意志力の力でやめようとしているだけ。
本当の意味で、依存症を克服している事にはならず、時間の問題で「スリップ」をします。
まとめるとギャンブル依存症を克服するには
既にでき上がってしまった条件反射を弱めていかなければならないのです。
まとめ
いかがでしかた?
依存症者が回復にすすむための、初めの一歩『自分が依存症であると自覚する』という事が大事。
そして、次のステップは『ギャンブルから離れる(逃げる)』事が重要でした。
おわかりいただけましたでしょうか?
でも
それでは
ギャンブルから離れる・逃げる事がいかに大変か?
『ギャンブル依存症克服』は本では学べない。スリップの原因を冷静に考えようとともに、解説をしていきますね。
んじゃ、またね