依存症プロセス1:依存への入り口・出会い『こんな世界があったなんて』
どうも、mihokoです。こんにちは。
あなたは「運命の出会い」って信じますか?
出会いを運命と捉えるか、ただ1度きりの偶然と捉えるかで、後々進む人生の方向がかわってきます。
よくも悪くも、です。
今回はなぜ私が「ギャンブルに出会ったのか?」について、お話ししていこうと思います。
ギャンブルにはまる人々が口をそろえていう、
そう。
『あれ』がある日やってきたんです。。
パチンコ屋が嫌い
それはある日やってきました。
20歳、就職活動の帰り道。
リクルートスーツを着たまま当時大学生(22歳)の彼氏とデート。
まだ夜ごはんには時間があるし、夏で暑い。
どこか涼しいところに行こうと、彼氏につれていかれたのが『パチンコ屋』でした。
そもそも私はパチンコ屋が嫌いでした。
なぜなら私の父が私が生まれる前からギャンブル依存症で苦労したからです。
父親がくさいタバコまみれの匂いで帰ってくる…あの感じが子供の頃から大嫌いでした。
父親は負けて帰ってくると、むしゃくしゃして、母親にむかって物を投げたりして荒れます。
だから私と兄はあの匂いがすると、父親に見つからないよう部屋に隠れ、被害を受けないように逃げていました。
そんなで
今でもパチンコ屋の匂いだけで、嫌な気持ちになります。
あの日。
パチンコ屋の入口があいたとたん、その匂いがふわっと漂ってきて、速攻、気分が悪くなりました。
パチンコ屋の嫌いなトコロ
なんて場所だ。想像通りだ。。。
それにしても驚いたのは。
昼間からホールには いい大人が結構な人数いたことです。
パチンコ屋にいる客層
- 仕事途中であろう、スーツ姿の社会人
- 大学生っぽい若いお兄さん
- 子供がいるであろうお母さん(おばちゃん)
- リタイア後のお父さん(おじさん)
- 孫もいるであろうおじいちゃん、おばあちゃん
なかでも一番ビックリしたのは
若いお姉さんたちがチラホラいたこと。
絶対、パチ屋なんかにいないと思っていた客層だったので、正直、驚きました。
最近では若い女性やお母さんにも、パチ・スロ依存症になる人が増えています。
mihokoもそのうちの1人でした。
ギャンブルの中でもパチンコ屋は何といっても身近にあり、おしゃれで、最近は一見パチンコ屋とわからないような外観になりました。
また少額の費用で遊ぶこともできます。
そして、依存症となった女性達は『育児放棄』をしたり『借金をして家庭崩壊・離婚』したり、いたましい事件が頻繁に起こっています。
あ、でも。
私もスーツを着て、昼間っからここにいる姉ちゃんか。。。
自分は違う。
たまたまつれられて入っただけだ、と他人事のように思っていました。
このときまでは、ね。
パチンコ屋でおこったビギナーズラック
一刻も早くこんな場所から出ていきたい。
彼にうながされて、彼の隣の台にすわる。
それにしても。
1000円でちょっとしか銀玉がでないうえ、あっと言う間にその玉は消えていく。。。
目の前のデジタルが勝手にぐるぐるまわっています。
あっというまに1500円位すいこまれたとき。
もう帰りたいと思いました。
その時、突然。
台が騒々しくなって、チカチカして、なんだかパカパカしだしました。
あわてて横の彼氏が「すげえ!もう当たった!やるなあお前!」と大喜びしています。
そして、どんどん溢れ出す銀玉を手際よく箱に流してくれる。
そう。
よくあるビギナーズラック、です。
よくある話。
これが私の人生をかえました。
もし、ここで当たらず、パチンコなんてつまらないものだと思っていられたら、
この依存症にはならなかったかもしれない。
だってその後。
玉はず~~っと、ず~~っと出続け、
結果10万円勝ち!
その日の夕飯は彼と豪遊しました。
しかし。
いったい何を食べ何をしたか覚えていない。
その場で瞬間に得たお金。
お金の実感がないままパーっと使ってしまったから当然です。
今でも。
その出来事があまりにショッキングで、20年たったいまでも、初めての山積みの箱は頭から離れません。
ただ。
まだこのときは『嫌いだったパチンコ屋』が『思ったほど、嫌な場所じゃない』と、
考え方が訂正された位でした。
でも。
それが 後々の運命を決めます。
この日、『ギャンブル依存症の芽』が生まれたのです。
ギャンブル依存症への入り口~はまるメカニズム~
依存症になる人は、高い確率でこの『ビギナーズラック』を体験するといいます。
パチンコやスロット・競馬・競輪・競艇・カジノ・・・・
お金をかけ、お金を得るギャンブルにはある共通した事がいえます。
それは
的中して、大金を手に入れる→『快感』が脳に強く記憶される
行動がたまに起こる事。
※毎回ではないんです。たまにがポイント。
その快感を求め、何度もギャンブルを繰り返し、悪い習慣として脳にも体にもしみこんでいきます。
以下でギャンブル依存症になる→ギャンブルにハマルメカニズムを解説します。
- 友人・知人・家族など身近な人に誘われて、軽い気持ちで始める
- ビギナーズラックで勝ち、大金・快感を得る。または遊技台のランプの点滅で興奮を得る
- 行為に依存。習慣になり、1人でもパチンコ屋に通うようになる
- パチンコ屋に繰り返し行く。勝っても負けても興奮する
- 快感が忘れられず、限界が自分を抑制できなくなる
- パチンコ屋に行く
上記をループし、強い習慣になっていく。
勝負に負けた時。
普通なら、
と、自分を制御できます。
でも。
依存に陥っている脳は
buchako~もうやめとけよお(泣)
さらに大金をつぎ込みます。
それは。
貯金切り崩す→借金する→毎月の生活費に手をつける→働けなくなって、人から工面して頂いている年金・生活保護費などに手を付ける→盗み・横領・犯罪など他人のものまで奪おうとする・・・・・制御が利かない
どんなことをしても、とことんお金をつぎ込みます。
まとめ
ギャンブルにはまる過程について、ご理解いただけましたか?
ギャンブル依存症は。
勝ったときの快感を『もう一度』と繰り返したい!という欲求からスタートします。
でもこれって。
どんな娯楽でも一緒ですよね????
楽しいから繰り返す、快があるから、求める
それなのに。
ギャンブル依存症が怖いのはなぜか??
それは
依存症に陥ると、もう、脳が変化を始めて、もとの『快楽を知らない脳』に戻る事ができないのです。
今、ギャンブル依存症はこわいけどセーブできていれば大丈夫でしょ・・・と思ったそこのあなた。
私はギャンブル依存症にはならない って思っていませんか??
ヤバイですよ。
どんな人でも 依存症になるきっかけが 潜んでいます。
次の記事 いつもデートはパチンコ屋 私がギャンブル依存症になった3つのきっかけを、早めに読んで、依存症対策してくださいね!
んじゃ、またね