ギャンブル依存症は治せるの?
こんにちは、mihoko です。
以前、依存症は完治しない(ギャンブル依存症は治らない!『やめるを習慣化する技術』とは?)
という記事でもお伝えしましたが、
という原則があります。
そうね。
完治をするかしないか?という点だけで言えば、どんな専門機関でも難しいのよ、buchako さん。
100%の完治はありません。
だけど、
99%の回復を目指し、
依存症を克服することはできる
のです。
ギャンブル依存症を治す専門機関というのは、ギャンブル依存症を自分一人で克服するのが非常に困難なため、
- プロの心理療法
- 場合によっては投薬治療
などをうけることで、
99%の回復を目指すためのサポート
をしてもらう、という事なのです。
それでは、実際にサポートを受けるにあたって
- どのような病院・施設がよいのか?
確認していきましょう。
目次
ギャンブル依存症を治療してくれる病院や施設
そう思って病院を探した時、愕然としました。
そう。
『ギャンブル依存症だけを取り扱う専門病院は、ほぼ存在しない』
のです。
あったとしても、
入院をともなう隔離施設ばかり…。
費用は高額、期間中は仕事もできません。
仕事をしている社会人がギャンブル依存症になりやすいのに、
社会人にとってもハードルが高いのです。
次に考えられるのが、
通院で通える精神科・心療内科。
ギャンブル依存症を専門に扱う医療機関を探す必要
があります。
しかし――
ギャンブル依存症は「病気」である
という認識がまだまだ社会に浸透しておらず、扱う医療機関自体が少ないのです。
これは
- ギャンブル依存症は堕落した人間の問題
- 恥ずかしいもの
- 意思が弱いからなる
という誤った認識が理由で、
本人も「依存症」と認めにくく、
世間体を気にして通院を避けてしまうため、
医療機関が増えないのです。
しかも、医療には長期通院が必要になります。
なぜなら
ギャンブル依存症は習慣病
だから。
医療側が「治療完了」と判断すれば、もう通えなくなります。
ずっと何か続けなきゃいけないってこと?
そうなんです。
その長期的な治療(行動修正)を支えてくれるのが、
自助施設(助け合いの互助施設)
です。
代表的なものは——
- 長期間通える
- 無料
- 仲間とわかち合える
という特徴があります。
多くの依存症者さんがお世話になる場所です。
私も最初にたどり着いたのは、このGAでした。
しかし…身近にあっても利用できませんでした。
ギャンブル依存症の私がGAを利用しなかったわけ
そうなんです。
- 四の五の言ってられない状況
- 今すぐ克服しなければならない
そんな緊急事態なのに、通えませんでした。
理由はただ一つ。
恥ずかしかったから。
家の近くに会場があり、月2回参加できる環境でしたが、
つまり、
『ギャンブル依存症だとバレるのが怖かった』
のです。
- 借金300万
- もう後がない
そんな状況でも、
ギャンブルしている時以外は正常だったので、
と思っていたのです。
結果。
克服まで3年を要しました。
専門機関を頼れば、もっと早く回復していたと思います。
条件が合えば、
病院+自助グループ
の組み合わせは効果的です。
ギャンブル依存症治療で病院や施設が行う事
医療・施設が繰り返し行うことは
- 思考の修正
- 習慣の修正
ギャンブル依存症は——
という仕組みで悪化していきます。
この2つを修正できれば、
依存症は約80%回復できます。
- 思考の修正→認知行動療法
- 行動の修正→やめる行動の習慣化
ギャンブル依存症の治療自体に薬は使いません。
ただし、ストレスや二次障害(不眠・精神不安・うつ)がある場合は、投薬が行われます。
認知行動療法
・認知療法…ゆがんだ考え方を正す
・行動療法…行動の課題を見つけて改善する
この2つを組み合わせたのが認知行動療法です。
- 出来事→状況を確認
- 歪んだ考え方を正す→意識を確認
- 行動する→結果を確認
出来事・考え方・行動を洗い出し、
正しい考え方と行動に修正していきます。
やめる行動の習慣化
認知の歪みを正すことで、
ギャンブルを「やめ続ける」ことが習慣になります。
大事な点は3つ。
習慣とは、
「やめられた」という結果だけでなく、
『やめ続けている』というプロセスに注目すること
です。
依存症を克服するための医療機関や施設は近くに無い
依存症を克服するための医療機関や施設についてお伝えしてきました。
もちろん、治療だけではなく、
- 余分なお金を持たない
- ヒマな時間をつくらない
- 誘惑に負けない
も大切です。
次回は、
- 治療内容
- 費用
- メリット
- デメリット
などを詳しく紹介していきます。
紹介する専門機関は3つ。
でも注意!
しっかり治療し、
もう二度とギャンブルなんかで人生を壊さないようにしましょう。
まずは誰もが必ずお世話になる、
からご紹介しますね。
んじゃまたね!








