ギャンブル依存症は治せるの?
こんにちは、mihoko です。
以前、依存症は完治しない(ギャンブル依存症は治らない!『やめるを習慣化する技術』とは?)
という記事でもお伝えしましたが、
一度、快楽・興奮を覚えてしまった脳は、
その快楽が忘れられないため、
依存行為を完全にやめる事ができない
=依存症は完治しない
という原則があります。
[voice icon=”https://chanrio.com/image/chanrio/702452/T6QcSitLUTE6fyNHc09ZipGUfiZERDnK.png” name=”buchako” type=”l”]じゃあ、依存症を治す専門機関とか行っても無駄じゃないの??[/voice]
そうね。
完治をするかしないか?
という点では、どんな専門機関でも、どんな優秀な先生でも無理ね、buchako さん。
100%の完治はありません。
だけど、
99%の回復を目指し、
依存症を克服することはできる
のです
依存症を克服するとは
依存症になった根本的な問題を自覚し、その問題を解消する事で、ギャンブルをやめつづけている状態を習慣化する事。
ギャンブル依存症を治す専門機関というのは
ギャンブル依存症を自分一人で克服することが非常に困難なため
- プロの心理療法
- 場合によっては投薬治療
などをうけることにより、
99%の回復を目指すためのサポートをしてもらう
という事なのです。
それでは。
実際にサポートを受けるにあたって
- どのような病院・施設がよいのか?
確認していきましょう。
目次
ギャンブル依存症を治療してくれる病院や施設
[voice icon=”https://chanrio.com/image/chanrio/700118/jNSfzRyub5hyUMhcDG8PFxBnjyfS74xG.png” name=”mihoko” type=”l”]ギャンブル依存症を治療したい![/voice]
そう思って病院を探した時、愕然としました。
そう。
『ギャンブル依存症だけを取り扱う、専門病院というのは ほぼない』
のです。
[voice icon=”https://chanrio.com/image/chanrio/700118/jNSfzRyub5hyUMhcDG8PFxBnjyfS74xG.png” name=”mihoko” type=”l”]カゼみたいに、なりやすい病気なのに、治療機関は身近にないの???[/voice]
そうなんです。
あったとしても、
入院をともなう隔離施設 的なものばかり・・・。
費用も高額ですし、一定期間隔離されますので、仕事もできません。
仕事をしている社会人が利用するにはハードルが高いです。
そうすると次に考えられるのは。
通院で通える、精神科や心療内科。
それもギャンブル依存症を専門に取り扱う病院を探す
事が必要です。
しかし。
ギャンブル依存症は病気
という認識が世の中ではまだまだ浸透しておらず、
取り扱う医療機関はいまだ少ないのです。
これは
- ギャンブル依存症は堕落した人間がなるもの
- ギャンブル依存症ははずかしい
- ギャンブル依存症は意思が弱いからなる
という誤った世間の認識により、
当事者本人が『ギャンブル依存症』と認めにくく、
また世間の目を気にして、
通院をせずなんとかしようとすることが多いため、
医療機関が増えづらいという点が言えます。
しかも。
医療機関に長期通わなければなりません。
なぜなら
ギャンブル依存症は習慣病
だから。
習慣を改善するためには、長期的な治療(行動の修正)が必要になります。
カゼ引いて、なんとなく体がだるいな~と思っても
3か月も6カ月も通院する人はいませんよね?
それと同じで
ある程度、医療側に『治療が済んだ』と認定されたら
もう通うことができなくなるのです。
[voice icon=”https://chanrio.com/image/chanrio/702452/T6QcSitLUTE6fyNHc09ZipGUfiZERDnK.png” name=”buchako” type=”l”]
でも再発とかよくあるんでしょ??
完治しないならずっと何かしてなきゃいけないんじゃないの??
[/voice]
そうなんです。
その長期的な治療(行動の修正)に役立つのが
自助施設(助け合いの互助施設)
です。
代表的なものは
- GA(ジーエー)→ギャンブル依存症からの回復を目指す助け合いのグループ
- ヌジュミ→上記の女性版
など。
- 長期間通える
- 無料
- 仲間とわかちあえる
というのが主な特徴です。
だいたいのギャンブル依存症者さんはお世話になるのではないでしょうか。
私も。
ギャンブル依存症に向き合うために、初めに調べてたどり着いたのは
このGAという自助グループでした。
しかし。
身近にあったけど、利用はしませんでした。。。。
ギャンブル依存症の私がGAを利用しなかったわけ
[voice icon=”https://chanrio.com/image/chanrio/700118/jNSfzRyub5hyUMhcDG8PFxBnjyfS74xG.png” name=”mihoko” type=”l”]え、なんで??近いし無料でしょ??通えるじゃん!! [/voice]
そうなんです。
- 四の五の言ってられない事態
- とっとと依存症を克服しなければならない
そんな緊急事態なのに通えなかったんです。
なぜなら
恥ずかしいから
私が住む地域だと、自転車で5分のところに
このGA活動をしている場所があって
月に2回は行こうと思えば行けた環境にありました。
なのに、近すぎるがゆえに、
もし近所の人に見られたり、
職場の人に遭遇してしまったりして
GAに通っている事がバレる恐れがあるのではないか??
と思うと通えませんでした。
つまり、
『ギャンブル依存症』がばれるのが怖かったんです・・・。。。
- 借金300万
- もう後がない
そんな状況でも、
パチンコ・スロットなどギャンブルしている時以外は正常だったので
- 女の私がギャンブル依存症なんて恥ずかしい
- 自分で何とかできる
と思っていたのです。
結果。
依存症克服するまでに3年の月日を要しました。
したがって
ギャンブル依存症を経験した私からみると
専門機関に頼ることで、少しでも早く依存症は回復できる
といえます。
条件があえば
病院+自助グループ
という組み合わせはある程度、効果があると思います。
ギャンブル依存症治療で病院や施設が行う事
だいたいの医療機関や施設で繰り返し行われることは
- 思考の修正
- 習慣の修正
この2点です。
ギャンブル依存症というのは
誤った思考(ギャンブルは稼げる)から発生した
悪い習慣(ギャンブルを続ける)が身に付く
が原因です。
この2点を修正できれば、依存症はだいたい80%程度回復できます。
- 思考の修正→認知行動療法
- 行動の修正→やめる行動の習慣を身に着ける
したがって。
ギャンブル依存症の治療に薬は使いません。
ただし、投薬が行われる場合もあります。
それは、依存症が引き起こしたストレスで
うつ病や精神不安、夜眠れない、など
二次災害が発症している時のみ、となります。
認知行動療法
[aside type=”normal”] 認知行動療法
認知というのは、ものの受け取り方や考え方という意味。
認知療法:人間の「認知」について、問題を解決していく療法。苦痛を感じていると思考がゆがみやすいため、思考を正す
行動療法:人間の「行動」について、問題を解決していく療法。活動記録を作成し、行動の課題をはっきり認識して正す
認知療法と行動療法を組み合わせたものが、認知行動療法といいます。[/aside]
- 出来事→状況を確認
- 歪んだ考え方を正す→意識を確認
- 行動する→結果を確認
どんな出来事があって、どんな考え方をしたか。
結果、どんな行動をしたか
これらを洗い出し、正しい考え方と行動に修正して行くのです。
やめる行動の習慣化
認知の歪みを正すことで
ギャンブルをやめ続けることを習慣にすることができます。
大事な点は3つ
- 本当にギャンブルをやめたいかはっきりさせる
- 何のためにやめたいかをはっきりさせる
- プロセスをふんで習慣にしていく
習慣とは。
ギャンブルをやらない、という、結果で終わるのではなく、
『ギャンブルをやっていない』というプロセスに注目して、
ずっと継続して取り組んでいく事なのです
まとめ
いかがでしたか?
依存症を克服するための医療機関や施設について、ざっくりお伝えしてきました。
もちろん、治療だけでなく、
はじめに 依存症克服に向けて3つの大切な事 でお話しした
- 余分なお金を持たない
- ヒマな時間をつくらない
- 誘惑に負けない
依存症を克服するために守ってほしい3つのお約束も、
大切です。
それでは。
ギャンブル依存症克服にむけて、具体的な病院や施設について
- 治療内容
- 費用
- メリット
- デメリット
などを、次回からお伝えしてみたいと思います。
ご紹介する専門機関はおもに3つに分類
ギャンブル依存症を
でも、注意!
選ぶ病院や施設によっては まったくお金と時間の無駄になる場合があるかもしれませんよ・・・・
しっかり治療して、
もう2度とギャンブルなんてくだらないもので
人生破滅させないように、しっかり生きていきましょう!
まずは、誰もが必ず何らかの形でお世話になる
ギャンブル依存症を克服するための自助施設、GA、ギャマノン、ヌジュミ
からお伝えしていきますね。
んじゃまたね!